ブラウザ最新版で脆弱性対策!セキュリティソフトと拡張機能アドオン

CSS85_mbakubiwokashige20131019-thumb-815xauto-17314 インターネットを利用する際、どんなブラウザを利用していますか?Internet Explorer、Google chrome、FireFox、Opera、safari、Sleipnir…上げればキリがありません。ブラウザ毎に特徴、拡張機能(アドオン)、機能があり、使う人によっては同じブラウザとは思えないほど多数のアドオンを追加していることを見かけます。

 ただ、アドオンをむやみに追加するのは実は危険です。ブラウザの処理が重くなってしまうばかりか、実は悪質なアドオンでウイルスと似た様な動作をするものもあります。滅多に見かけることはありませんが、アドオンを追加する場合は1度アドオンの評価などを調べたほうが良いでしょう。

→ ブラウザークラッシャー

 昨今のブラウザはインターネットへのリスクに対応するほか、人的(アナログ的)なリスクにも対応するために様々な機能を標準で搭載しています。

例えば、シークレットモードと呼ばれる機能は、履歴やクッキーなどを残さない機能を搭載しています。つまり、使った痕跡を残さず、終了時はデータを消去することができます。インターネットカフェなどを利用し、ログインが伴うようなサービスを私用する場合はシークレットモードを有効にすることでセキュリティ性を高めることが可能になります。

ブラウザ機能は随時アップデートされる

 また、これらの機能を利用する場合はブラウザを最新版にすることが望ましいでしょう。最新版には、既知のセキュリティホールを修正していることが多く盛り込まれ、安全性と安定性を提供しています。
 仮に、古いインターネットブラウザを使用していた場合。まず更新(修正)されることはまずないため、セキュリティホールがそのまま残っています。そのために攻撃の標的となります。さらにSSLなどといった暗号化通信に対応していない可能性もありえます。

 さらに、古いインターネットブラウザはセキュリティソフト、OSからも「サポートの対象外」「動作を保障しない」としていることが多いため、使用するメリットは少ないと考えるのが大よそ通常です。
 実は、企業ではまだまだ古いInternet Explorerを業務のメインシステムとして使用しているところがありますが、そういったところはインターネットブラウザがそのまま弱点となっている事が十分わかると思います。

ブラウザのアドオン機能でウイルス対策は可能!?

 しかし、インターネットブラウザとアドオン「のみ」では、上述までのアナログなリスク対応、アドオンを導入することでの悪質なサイトや広告の除外はできたとしても、ウイルスの脅威に対応することは不可能です。ブラウザの機能にプラスしてセキュリティソフトの各機能を合わせることで、安全にインターネットを利用する第1歩と踏み出すことが出来るといえます。
 (セキュリティソフトの提供するアドオンと機能を装備している場合を除きます。)

 各メーカーにより名前と機能が微妙に異なりますが、WEBサイトレピュテーション(トレンドマイクロ)、ノートンセーフウェブ(シマンテック)、リンクの安全診断(カスペルスキー)などがWEB系の防御機能の一例です。
 また、導入の際はファイアーウォールや、スキャン機能、プロテクション機能は必ず有効にしましょう。