Macにセキュリティソフトがいらないって本当!?
パソコンがウイルスに感染してから焦っても遅いです。
ウイルスに感染してしまうとパソコンが使えなくなったり、保存していたデータが全て消えてしまったり、中にはパソコン内にある個人情報を盗まれてしまうこともあります。
そうならないためにも、ウイルス感染を防ぐためにもセキュリティソフトをパソコンに入れることは大切です。
とりわけWindowsでは、ウイルス対策にセキュリティソフトを導入することが必須とされています。
一方、Macにはセキュリティソフトが不要だという言説があります。
なぜWindowsとMacにはセキュリティソフトの有無でこのような違いがあるのでしょうか。
そこには、主に2つのMacの特徴が関係していました。
1. Macのシェア率の低さ
OSのシェアは2016年の12月時点でMacが約6%でした。
一方、Windowsの占めるシェアは90%を越えます。
このようにMacとWindowsにはOSのシェアに大きな差があるという現状です。
シェアが大きいOSを狙えばウイルスが拡散する速度も高いため、ハッカーはWindows向けにウイルスを作る場合が多いといえます。
Macはハッカーに狙われにくいため、ウイルス対策がそれほど重要ではないとされているのでしょう。
2. Macには既にアンチマルウェアが搭載されている
AppleのOS X 10.6.8やそれ以降のOSにはマルウェアを防ぐアンチマルウェアが搭載されています。
Macには既にアンチウイルスの機能が搭載されているため、他のセキュリティソフトを導入するとそれとバッティングして不具合が生じることもあるそうです。
そのため、Macにはセキュリティソフトが必要ないと言われています。
最低限のウイルス対策を
このようにMacはシェアが低いためハッカーに狙われにくいという特徴や、既にアンチウイルスの機能を搭載しており他のセキュリティソフトと機能がバッティングする懸念があるという特徴があります。
しかし2012年にはMacを標的にした攻撃によって、60万台のMacがウイルスに感染するという被害も起こりました。
そのため、Macと言えどもウイルスに気をつけなくてはならないということには変わりありません。
セキュリティソフトを導入しない場合、Macの基本機能で最低限のウイルス対策を行う必要があります。
Macの基本機能でできるウイルス対策は以下の通りになります。
・ファイアウォールをオンにする
ファイアウォールとは内外のネットワーク通信を監視し、不正と判断した外部からの通信を遮断して防御する仕組みのことです。
Macの基本機能であるファイアウォールをオンにすることで、不正な通信を防御することができます。
・最新のOSにアップデート
犯罪者はOSの脆弱性を狙って攻撃をしかけてくるケースがあります。
犯罪者の攻撃の糸口となるのがOSの脆弱性です。
OSを最新のものにしてアップデートをすることで、OSの脆弱性を修正することが大切です。
・ブラウザも最新にアップデート
普段使っているブラウザにも穴やバグが存在し、そこから犯罪者に攻撃を受けるケースがあります。
そのため、常にブラウザを最新版にすることで犯罪者に付け入る隙を与えないことが大切です。
ブラウザの設定で、自動に更新がなされるようにしておくことをおすすめします。
セキュリティソフトを導入してみては?
Macの基本機能で最低限のウイルス対策ができるとはいえ、セキュリティソフトを導入するほうがより安全であると言えるでしょう。
Macのアンチウイルス機能とバッティングすることがあるという懸念がありますが、セキュリティソフトは多機能なものが多く、セキュリティ対策として信頼が持てます。
また、Mac専用のセキュリティソフトも販売されており、こちらはMac専用なので機能のバッティングもなく安全に利用できると言えます。
Mac専用のセキュリティソフトとしては以下があります。
これらのMac専用ソフトの他にも、Mac対応を謳ったセキュリティソフトが多数販売されています。
Macにセキュリティソフトを導入することを考えられているかたは、一度Mac専用セキュリティソフトやMac対応セキュリティソフトを検討してみてはいかがでしょうか。