フィルタリングで有害サイトから守る!危険性と詐欺を意識した対策を

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 コンテンツ・フィルタリングとは利用者がパソコンやスマートフォンを使用し、インターネットからやり取りされる情報(コンテンツ)を監視、規則(フィルタ)に基づいて利用の規制(拒否・許可)を出すシステムやサービスのことです。

拒否されるべき情報の内容を書きかえて利用者に提供するものも「コンテンツ・フィルタリング」と呼ばれます。利用するシステムやサービスによって、合わせて提供されています。

 以前では企業が自社のパソコンから、インターネットの利用を拒否・制限するために設定していた機能ですが、パソコンやスマートフォンの普及に伴い、一般の利用者にも本サービスを提供する企業が増えています。

 インターネットを経路とするため、携帯電話のキャリア、自宅のインターネットサービスプロパイダ(以下プロパイダ)から提供されることが最も身近に感じられると思います。しかし、それでは同じネットワークを利用する全員が、同じフィルタに引っかかってしまいます。その場合、セキュリティソフトを利用することで、機器単位で設定することが可能です。

フィルタリングの重要性

 このコンテンツ・フィルタリングが一般利用者にまで浸透し、様々な企業が提供している背景には未成年者が犯罪に巻き込まれるケースが大きく考えられます。特にスマートフォンの普及に伴い、以前のケータイよりもコンテンツの充実さは格段に向上しています。

 良くも悪くも、便利になったために本機能が必要になる場面が増えました。
 主にセキュリティソフトの提供するコンテンツ・フィルタは、通常では明らかに悪意のある、ウイルスマルウェアを含めた何らかの理由に基づいた場合のみ「フィルタ」を行います。ここで利用者に向けてコンテンツのフィルタを、簡単に「ジャンル」で設定しようとした場合、分類される一例は次のとおりです。

「ニュース」「動画」「アダルト」「暴力的」「武器」「麻薬」「ギャンブル」

 これは分類されるジャンルの、ほんの一部です。家族に未成年者が居る場合、出会い系サイトや合法ドラックなどに関連するような犯罪に巻き込まれるケースが大きく考えられ、これは巻き込まれた後は家庭に重大なダメージを与えます。
 また、これらの内、特に「アダルト」や「暴力的」なコンテンツはウイルスやマルウェアといったデジタル的な内容に留まらず、詐欺といった危険性も大きく考えられます。

 未成年者は「疑わない」「悪いことをしている意識がない」ことが多いため、保護者による理解を得るための説明と規制が特に重要です。
 では、セキュリティソフトでどのように設定が可能なのか、という点についてです。多くは導入したパソコン、スマートフォンを操作して設定することが必要ですが、一部の製品ではインターネット上の専用システムを使用することで制御が可能となっています。

 最後に、規制を解除するときの例ですが、これらは利用者(未成年者であったり家族)が「コンテンツの利便性と危険性」を理解したとき、はじめて解除するのが理想と言えます。
 もっとも、興味本位でも利用しないことが一番である。これに変わりはありません。